お色直しに花冠 |
がらっとイメージ変わりますね。黒髪に花冠がとってもお似合いで素敵(^^)
今日見に行った映画「築城せよ!」がとっても面白くって!
舞台は、2009年愛知県の片田舎。井戸に落ちた男3人に、400年前の武将たちの霊が乗り移って、周りを巻き込みながら段ボールで築城する、という奇抜な設定。
B級映画だろうし、面白かったらラッキーぐらいで見に行ったのですが、いやいやとても面白い映画でした。全体的にはクスッと笑えるコメディー要素の多い作品なんだけど、大勢で一つの目標に向かって努力をし、何かを成し遂げていく描写にはとても熱い気持ちになったし、最後には感動的でもありました。そして段ボールでできた城はすごかった!
私が見に行ったときは、監督、プロデューサー、主演女優の舞台挨拶があったのだけれど、大学の寮にみなで泊まり込んでの撮影だったそう。住民と武将たちが一緒になって城を築城していくストーリーを地で行くかのように、徐々に一致団結して行く現場。愛知工業大学の50周年記念事業の一環で、学生達が美術部門やエキストラで参加。見終わった後には、この映画づくりにかかわれた学生さんたちが心底うらやましい~と思いました。
実績のない新人の監督さん、新人俳優さん、そして低予算。映画づくりは(特にハリウッドものとか)いかに潤沢に資金をかけたか、というのがよくでますけれど、お金をかけたからいい映画ができるという訳ではないんだよな、と改めて思います。資金の制約はあっても、知恵をしぼって、映画に対する純粋な想いを反映させていき、気持ちのこめた作品をつくりあげる。これってお花の世界でも一緒かもね~。
舞台挨拶の際、プロデューサーの方が、広告宣伝費をかけられなくて、とおっしゃっていて。確かにそう、大手の映画会社のものやバックに大手がついていれば、広告も大々的にできますけれど、そうでないと告知していくのも大変。今日行った映画館(豊洲のシネコン)でも宣伝をばんばんしている映画は上映回数もすごく多いけれど、この映画は一日1回だけの上映。しかもここの映画館では3週間だけだって。そのあとはほかの映画館で細々と上映していくみたい。
とっても楽しくていい映画、こんな映画作ってくださって関係者のみなさんありがとうって応援したい気持ちでいっぱいになったので、私のブログの主旨とはずれてしまうけれど、ちょっと宣伝しちゃいました。とってもお勧めでーす。
映画のHPはこちら → 築城せよ!