2010年 07月 11日
お悔やみのお花 |
ブライダルの喜ばしい場面でのお花、そしてお悔みのお花。どちらにもとても大切な意味があって、花たちの役割は重大であることを、いつもひしひしと感じます。水揚げのときから、花たちに役割を伝えながら準備しています。
月曜朝に舞い込んだ、突然の訃報連絡。大変お世話になった方が急逝されました。ずっと信じられなくて、葬儀でお別れしても、まだ実感できなくて。なんだか変な感覚が続いています。
偉大なクリエイターであり、経営者であり、晩年はあまりに偉くなられてしまったので、気軽に連絡するのも気がひけてしまっていたのですが、もっともっと連絡してればよかった、と今心から悔やんでます。
10年ほど前、お花の仕事がなかなかうまく展開しなくて迷走していたころ、よくアドバイスをいただいていました。甘いなぐさめや励ましは一切なく、本質をついた厳しい意見。頂いた言葉は、すべて今の私の根っこになってます。優しい方なのに、あちこちに毒ふりまいた物言い。それを聞けなくなるのは、さみしくて仕方がないです。ご冥福をお祈りいたします。
by yokonariko
| 2010-07-11 01:07
| 贈り花