1年越しの結婚式 白いカップ咲きのバラ ラウンドブーケ |
ブーケを見つめるとってもお美しい新婦さん。2010年12月シェラトン都ホテルさんで挙式をなさいました。
エネルギーをかけた分、無念さが大きかったのでは、と思います。でも、何よりもお体が大切。そのあと数か月後に退院されて、お子さんを出産されて、そして再度結婚式します!お花をお願いします!とご連絡いただいたときは、嬉しくって嬉しくって。半泣きになりました。
ブーケの打ち合わせも再度させていただいて、お好みご希望を再び吸い上げてお作りさせていただきました。私としては、1年経っていろんなことを乗り越えて、より強く美しくなられた彼女とお話しできて、すごくすごくうれしかったです。
挙式が延期になったことで、気持ちが塞いでしまうこと、とってもわかります。当然です。だって、ずっとその日のためにご準備なさってきてたんですもの。被災地の方と比べるとほんの小さなことなのに、、、と罪悪感を感じる方も多くいらして、思いやる優しい気持ちが伝わってきます。
延期になっても、大丈夫。また一緒に作っていきましょう。また打合せしましょう。今回とは違う季節に延期になったら、違う雰囲気にしてくのもいいし、楽しい準備をまたできます。私はみなさんとまた一緒に考えていくのが楽しみです。
震災影響の挙式延期の場合はキャンセル料等はかかりませんので、まだご連絡いただいていないけれど、延期検討中の方はお心にとめておいてくださいね。
今日は、仕入れたけれど使うあてのなくなったお花を、ご近所の方に配って歩きました。外国の方が大勢出席予定だったパーティのためのお花。日本らしいお花を、ということで桜などの枝物が多かったのですが、お花は女性を笑顔にしますね。ご近所さんにありがとう~の言葉をいっぱいいただいて、あちこちのお宅に春のお花が咲いていることを想像して、ちょびっとうれしい。
今回、地震発生してから外国にいる友人知人お客様からの連絡がとてもたくさん、しかもすごく早く届いていて、驚きました。私自身が状況を把握する前に、日本の震災のニュースがあっという間に世界中に伝わっていることを、実感しました。もうずっーと前にお花をご依頼いただいていて、そののち母国へ帰られていたお客様たちや、サイトを見てファンレターメールをくださっていた外国の方からも、昨年花冠をお作りさせていただいてわざわざ日本まで取りに来てくださっていたお客様からも、私の無事を祈るメールに、そして日本のことを祈るメールに、気持ちが支えられて本当に心が温かくなります。
ありがとうございます。
大丈夫、気持ちさえしっかりしていれば、どんなことも乗り越えられるって思います。今の私にできることは全部しよう。そして、被災地の方の無事を強く祈って、これ以上原発がひどくならないことを強く祈っています。